
【在籍エントリ】元・小売IT専門子会社の私がイオンに転職した理由は、1000万人規模のシステムを支えたかったから
2026/6/4
イオンスマートテクノロジー(AST) 会員基盤開発ディビジョン 会員基盤開発ユニット 会員基盤開発チーム マネージャー 吉田の在籍エントリです。
自己紹介
はじめまして。イオンスマートテクノロジー 会員基盤開発チームの吉田と申します。
私はイオンのトータルアプリ「iAEON」や各種グループのサービスへの共通ログインを担う「iAEON ID」という会員認証基盤の開発チームでマネージャーを担当しています。
子どもの頃から目の前にあるものがどうやって動いているのかを知りたいという、典型的な理系少年でした。小学生のときには目覚まし時計を分解して戻せなくなったことも…。よく親に怒られなかったなと思います(笑)
さらに他の方と変わったことといえば、中学生時代に新聞配達のアルバイトをしていたことです。部活動を強制されるのが嫌で、ちょうど先輩にアルバイト経験のある方がいたのをきっかけに始めたものですが、相当珍しがられたものでした。
そんな経験の後、高専に進学。コツコツ貯めたお金でパソコンを購入し、プログラミングを始めました。いわゆる「昔の王道ルート」を通っています。
高専といえばロボコンが有名ですが、当時はそれほど深く関わっておらず、編入先の大学ではじめてロボコンに携わりました。入部早々、先輩方がABUアジア・太平洋ロボットコンテストに日本代表として出場していると知り大きな刺激を受けたことをよく覚えています。
仕事では、ソフトウェア開発のエンジニアからPMまで幅広く経験してきました。フロントエンドからバックエンド、さらにはインフラまで対応できる守備範囲の広さが自身の強みだと考えています。
イオンスマートテクノロジーに入社した理由
前職では専門小売業のIT・デジタル領域を担当するIT専門子会社でPMを担当していました。小売業はお客様の顔が見え、声が直接届く業態で、仕事の手応えを感じやすいと思っています。
そして「小売業のDX」は、従業員の作業をほんの数分短縮できるだけで年間数百万円のコスト削減につながるダイナミックさがあり、強く惹かれていました。
次のキャリアも小売業のIT領域で、と考えながら、候補企業の店舗にも足を運んでみました。
そんな中で、誰もが知っていて日々利用しているイオングループの事業規模と多角性は、やはり一際目を引くものがありました。グループ内で一つの改善を実現するだけで、何百万人もの生活に良い変化をもたらせる。その想像をするだけで、ワクワクしました。
決め手となったのは、iAEONというプロダクトをこれから大きく成長させていくというビジョンと1,000万人規模の会員基盤という希少性でした。これだけのスケールのシステムを裏側からしっかり支える仕事は、そう多くはありません。「ここでやってみたい」という気持ちが自然と固まりました。
入社後の仕事
会員基盤チームには大きく分けて「ID統合チーム」「開発チーム」「運用チーム」の3つから構成されています。私のマネージャーとしての役割は、各チームがスムーズに連携できるよう、PM・開発メンバーの状況を把握しながら課題に取り組んでいます。
最優先の課題は、安定稼働の維持です。iAEON IDにまつわる問題でサービスが使えなくなる事態は、絶対に避けなければなりません。
おかげさまでiAEON IDの会員数は2,000万人を超え、順調に成長しています。一方で、会員基盤としてのキャパシティへの対応も欠かせません。単純なスケールアップだけでは解決できないため、利用者数が増えても性能が劣化しないようにアルゴリズムの改善や、基盤のリアーキテクチャを継続的に進めています。
最近の取り組みとして、開発メンバーにGitHub Copilotをはじめとする生成AIツールを積極的に活用してもらっています。その成果として会員基盤の性能指標の一つであるRPS(Requests Per Second)を約30%改善することができました。設計書やテストコードの作成にもCopilotを活用しており、全体的な開発効率の向上につながっています。
また、共通インフラ部分はSREチームがTerraformでIaC(Infrastructure as Code)化を進めてくれていますが、チーム内で作成した一部リソースがIaC対象外のため、DevOps推進の観点からもTerraformによる管理拡充を進めているところです。
さらに、ID統合においても、各事業会社からの申込を従来のExcelベースのものからWeb化しようとしており、提供までのリードタイム短縮を目指しています。
さいごに
最近、社内LT大会もスタートし、チームを超えた情報共有や発信が活発になってきています。ライトな登壇経験が積める機会が社内にあるのはありがたいことだと思います。
「イオンスマートテクノロジーに興味がある。特にID基盤に興味がある」「早く世の中パスキーが広まって欲しい」「縁の下の力持ち的な仕事が好き」「イオンが好き」「まいばすけっとが好き」「動物が好き」「WAON POINT含めたポイ活に興味ある」などなど、きっかけは何でも大歓迎です。
一緒にiAEON IDを通して、より多くの方により便利に連携サービスを使っていただくことに興味がありましたら、是非カジュアル面談からでもお話をできればと思います!
会員基盤開発チームについて、もっと知りたい!という方は、こちらのチーム紹介もご覧ください。

※掲載している所属・役職・肩書きおよび各種情報は、記事公開時点のものです。
NEW

インタビュー
2026/10/08
正解がないから面白い。MAU600万の巨大アプリ「iAEON」を育てる、ビジネスと開発の橋渡し役“PO-Px”のリアル
NEW

インタビュー
2026/10/05
文系出身ながら「POSのスペシャリストを目指す」——新卒入社4年目の社員が語る、イオンのレジ開発が面白い理由

インタビュー
2026/7/28
AI活用が進化する未来に、エンジニアは“なぜ作るのか”を問う ──イオン株式会社執行役デジタル担当・太田卓也氏が描く、小売の変化とデジタル戦略

入社・在籍エントリ
2026/7/23
【入社エントリ】東大・リクルートを経てイオンに入社した理由は 10兆円規模のデータ基盤を設計から変えられるから
イベント情報
人気の記事

イベントレポート
2026/2/5
データ基盤に銀の弾丸はない──ASTが“Google 検索×自社データ”で現場の200時間を取り戻すまで

インタビュー
2026/2/24
「現場のスピード」と「コストの壁」をどう突破するか──イオンの店舗向け業務システムSmartHHTが選んだ、データ基盤"いいとこ取り"の再構築とは?

インタビュー
2026/2/10
価格の最適化で小売の収益構造を変える──イオンが挑む「スマートプライシング」とは

インタビュー
2025/10/7
イオンの従業員向けAIプロダクト「Query Vision(クエリビジョン)」──開発ストーリーと社会実装のリアル

インタビュー
2026/4/23
