この会社について

イオンマーケティングの役割

イオンマーケティングは、イオングループの中核的なマーケティングを担う会社です。グループ全体で保有する顧客データや市場データをもとに、生活者の動きを正確に捉え、その知見をグループ各社へフィードバックする“橋渡し役”を果たしています。商品開発、売り場づくり、プロモーションなど、各社の事業活動を多面的に支援することで、生活者にとってより良い購買体験を実現することが私たちの役割です。 

公式サイト:イオンマーケティング コーポレートサイト

会社の役割と特徴

イオンマーケティング事業構造

イオンマーケティングは、イオングループの内外を問わず、「お客さま」や「市場」の変化を捉え、その情報をグループ全体へフィードバックする役割を担っています。生活者理解・データ分析・メディア活用を組み合わせることで、生活者のインサイトを深く理解し、グループ各社のマーケティング活動を多面的に支援しています。

2009年の設立当初は、「iモード」のクーポン機能を活用し、モバイルを通じてお客さまとつながる試みをしていましたが、2016年に「WAON POINT」サービスを立ち上げたことで会員基盤が一気に拡大。マーケティング活動の幅が大きく広がりました。

現在は、WAON POINTを軸にしたマーケティングプラットフォームとして、生活者の皆さまには「ポイントを貯めて使う」という価値を提供し、加盟店にはそのデータを活用した支援を行っています。

具体的には、お客さまが「いつ」「どこで」「何を」「どのように」購入されたのかといったID-POSデータをもとにした購買行動の分析や、各社のマーケティング活動を支援しているほか、グループアプリとの連携やメールなどのオウンドメディアを通じて、一人ひとりに最適な情報を届ける取り組みも実施しています。

イオングループに与える具体的インパクト

WAON POINT会員数・購買履歴会員数(2025年8月末時点)1億220万人

WAON POINTはイオングループ内の複数のポイントプログラムを統合してきたこともあり、2016年のサービス開始から、会員数は累計で1億人を突破、発行ポイント数は約6倍に拡大しています。

また、実際の購買データが紐づいているユーザーは約4500万人にのぼり、「誰が」「いつ」「どこで」「何を買ったか」という生活者の行動実態を捉えた実践的なマーケティングデータとして機能しています。この「リアルな購買履歴を伴った会員データ基盤」こそが、他の共通ポイントサービスと比べても際立ったWAON POINTの強みです。

こうしたID-POSデータを中心に、現在では外部データとも連携しながら、より立体的にお客さまや市場動向を把握し、各社のマーケティング施策に活かしています。

さらに、データの分析を担うアナリストやデータ基盤を構築するエンジニア、データをもとに解決策を導き出すコンサルタントといった、さまざまな専門人材が連携してプロジェクトを推進しています。

例えば、イオングループ内の「トップバリュ」などの商品開発においても、「次に求められる商品像」を導き出す際にWAON POINTのデータを活用し始めています。

このように、WAON POINTを基盤としたデータ活用や、そこから生まれるマーケティングサービス、メディア活用までを一気通貫で支援するのがイオンマーケティングの事業構造であり、私たちの強みになっています。

私たちの仕事

最近の取り組み・成果

イオングループ全体では、トップバリュのようなプライベートブランドの商品開発から、店頭での品揃え、価格設定、販促まで、一連のバリューチェーンを展開しています。イオンマーケティングはその各工程に入り込み、商品開発の最適化や品揃えの効率化、販促のROI向上などを支援しています。

例えば、トップバリュのようなプライベートブランド(PB)では、私たちが持つデータや顧客情報を活用して、顧客セグメントやターゲティングを行い、商品開発のプロセスに組み込みました。その結果、業務プロセスの質が向上し、商品開発のフローがきちんと回るようになったことで、開発した商品の検証や改善も定性的に追える環境が整ってきています。

マックスバリュ関東などの店舗では、商圏分析と会員データを連携させることで、地域の実態と自社の来店客層との差異を可視化。潜在顧客のニーズに応える商品を戦略的に投入し、店舗単位での売上増加が実現した事例も出始めています。

商品開発から販売・販促を顧客価値観でつなぐ取り組み

現状の課題感

今後の課題は、具体的な成果を単発の取り組みではなく、定常的な仕組みとしてグループ全体に定着させることです。現在はようやくデータ基盤の整備と適切な人員配置が整い始めた状況で、まだグループ全体に完全に浸透しているわけではありませんが、イオンマーケティングが関わることで、確実に売上や販促効率が向上する状態にしていくことが目標です。

これからのチャレンジ

1つ目は、広告やメディアを通じた外販事業の売上拡大があります。現在のところ、中期経営計画に沿って進めている段階ですが、前年比3倍の売上と順調に成長しており、来年はさらに倍の数字目標を持っています。

2つ目は、引き続きイオングループ全体のマーケティング支援を通じて4P(Product・Price・Place・Promotion)を磨き上げ、顧客体験を向上させて、グループ各社の売上向上や効率化に貢献することです。

今後は、ポイントや会員データ、外部の市場データを活用することで、店頭・EC・広告・金融など幅広い分野での戦略立案や需要予測にも関与していけるような取り組みに発展させていければと考えています。

イオンマーケティング会員基盤×データ基盤×メディア基盤のビジネスモデル

会社の特徴・文化

大切にしている価値観

イオングループの掲げる「一人ひとりの笑顔が咲く未来のくらしを創造する」という未来ビジョンを軸に、真摯・誠実であり続けることを大切にしています。また、個々のお客さまをデータで把握し、それに基づいた提案を行うことで、未来の暮らしに結びつくマーケティング支援を提供することが会社の役割です。

そのため、新しいビジネスや外部への挑戦を通じて、革新や切り拓く力をより強く意識しているのも基本的な姿勢になっています。

現在、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)については策定している段階で、イオンマーケティングとしての大まかなコンセプトは固まりつつあり、現在は具体的な言葉やタグラインをどう表現するかを経営陣と議論しています。

価値観を浸透させるための取り組み

隔週で全社のリモート朝礼を行っています。また、現在策定中であるイオンマーケティングのMVVについては、経営陣だけでなく各部署から選ばれたメンバーが参加するプロジェクトチームで議論・コンセプト作りを行いました。

会社のコミュニケーション

社内のコミュニケーションは、資料共有についてはOneDriveなどのクラウドストレージを併用しつつ、基本的にはTeamsを使っています。専門性の高いメンバーが多く、リモート勤務がベースになっているため、チャットやオンライン会議、資料のやり取りなどはほとんどTeams上で完結します。

生成AIについては、本格運用というよりもトライアルの段階です。特にアナリストが行っている分析業務の一部を、ノーコードで実行できるようにする取り組みが進み始めています。

従来はコードを書いて行っていた分析のプロセスを、AIを活用して自動化・効率化していく試みです。また、価格変動などを踏まえた需要予測モデルの構築にもAI技術を取り入れており、徐々に活用範囲を広げているところです。

チームビルディングのために実施している活動

コロナ以降、イオンマーケティングではリモートワークを基本とした働き方を続けています。専門性の高い人材を採用する際も、常に幕張オフィスの出社を前提にするとハードルが高いため、リモート中心の環境はむしろ強みとして活かしている状況です。

その一方で、リモートの柔軟性と対面の価値をバランス良く組み合わせながら、組織としての一体感を保つために、オンラインとオフラインのハイブリッド施策も行っています。

例えば、人事が中心となって企画している「ファンミーティング」は、業務ではなく食べ物や趣味といったテーマで交流する場として機能し、気軽に参加できるコミュニティづくりを意識しています。

期ごとの目標設定や評価面談のタイミングでは、オンラインで行うのではなくあえて“対面”で実施しています。会議室の手配や移動などコストはかかりますが、対面での対話を重視し、しっかり向き合って話す場を確保するようにしています。

直近では採用力強化やBtoBビジネスでの利便性向上を目的に、東京・神田のWeWorkにサテライト拠点を開設しました。

働くメンバーにとっても「幕張は遠いのでどうしてもリモート中心になりがち」という課題の解消につながっているほか、少しカジュアルにコミュニケーションできるサードプレイスのような空間もあり、リアルな交流が自然に生まれる環境づくりに役立っています。

社員の学びや成長を促す仕組み

Udemyなどの外部学習サービスや一般的な研修の受講を強く推奨しており、社員が自主的に学べる環境を整えています。

さらに、研修という枠を超えた取り組みとして、滋賀大学データサイエンス学部との連携も進めています。そこにイオンマーケティングのメンバーが参加し、ゼミの研究テーマに実データを提供しながら、共同の取り組みをスタートしています。

まだ完全な共同研究には至っていないものの、学生の研究に関わったり、インターンを受け入れたりしながら、専門性の高い人材確保にもつなげている状況です。

また、流通経済研究所との提携も行っており、プロジェクトに私たちのメンバーも加わることで、最新の知見を取り込みながら組織全体のスキル底上げにつなげています。

外部の学術機関や研究機関といったアカデミックな研究領域に触れられる場をつくることは、メンバーのモチベーション向上にも大きく寄与しています。これからも「仕事をしながら学術的な領域にも関われる会社」として、様々な取り組みを企画していきたいと考えています。

部署の紹介

ポイント運営チーム(WAON POINT)
共通ポイント事業を支えるチームで、日々システムを正しく運用・管理しています。ポイントの貯め方や使い方、会員のデータ管理など、基盤の安定運営を担当しています。

マーケティングソリューションチーム
テクノロジー部門とマーケティング企画で構成され、データ基盤の開発から分析・リサーチによる施策提案まで、マーケティング課題の解決を支援するチームです。

メディア事業チーム
外部向けメディア事業を担当しており、企画・運用と営業部隊から構成されています。データ基盤を活用し、広告やプロモーションの展開を行います。

会社で最も大切にしているポリシー・信条

イオンマーケティングは、独自のポイントサービスなどの自社プロダクトを持ちながら、BtoB領域で事業を展開するユニークな会社です。そうしたなかで、価値を生み出すためには多様なパートナー企業との「共創」が鍵を握ります。

しかし単に相手の意見に従うだけ、一方的に主張するだけでは本質的な価値は生まれません。私たちの役割は、クライアントのさらに先にいる生活者の姿を深く理解する専門集団として、「生活者にとって本当に価値があるのは何か」を明確に伝えることです。

パートナー企業との信頼を基盤に、相互に協力しながら課題を乗り越えていくことこそ、イオンマーケティングが最も大切にする信条です。

イオンマーケティングで働く魅力

イオンマーケティングの最大の強みは、年間5000万人規模の会員基盤を活かし、グループ各社と連携しながら商品開発や販促、売り場づくりを通じて、生活者に価値を直接届けられる点です。一般的な外部コンサルティング会社のように「外から助言する」だけではなく、実際に顧客体験そのものを創出できるのは、他では得られない使命感とやりがいがあります。

もちろん、データ基盤づくりや分析といった地道な業務も多くありますが、提案が採用され、それらが最終的にお客さまへの価値提供につながったときには、「世の中をより良くすることに貢献できている」という強い実感を得られるでしょう。

生活者のデータを扱いながら実際の顧客価値を創り、グループ全体のミッション実現に貢献できるのが、イオンマーケティングで働く最大の魅力です。

※掲載している所属・役職・肩書きおよび各種情報は、公開時点のものです。

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