チームについて

OMOはオフライン(リアル店舗)とオンラインの融合をミッションに掲げるチームです。ネットスーパーやECサイト、店舗での予約受付といったオンラインのシステムを手がける開発部門と連携しながらイオングループの各事業会社にプロダクトを導入し、活用を推進していく役割を担っています。

チームの正式名称はOMOディビジョンで、その下にネットスーパーユニット、EC推進ユニット、UI/UXの3つのチームで構成されています。

OMOディビジョンの組織

チームの特徴と役割

これまではリアル店舗やネットスーパー、クイックコマースやお中元・お歳暮などの予約ギフトも、それぞれが独立したサービスとして位置づけられてきました。

しかし、お客さまの購買行動を考えると、「どのタイミングで、何が欲しいのか」というのは一人ひとり異なりますし、店舗の品揃えにはどうしても限界があります。そのため、店頭にない商品も含めて「購入できる環境を整えること」が重要になります。

誕生日や贈り物といった“ハレの日”のニーズに合わせて商品を届けたり、日常の買い物ではネットスーパーを選べたりと、今まで独立していたサービスを、お客さまのニーズに合わせてシームレスにつなぐ仕組みを実現していきたいと考えています。

チームとして目指しているビジョン

イオングループ全体を見ても、現状のデジタルにおける売上比率は低い状況にありますが、会員データを分析すると、リアル店舗だけを利用しているお客さまに比べ、ネットスーパーやECも併用しているお客さまは月間購買金額が約3倍に伸びています。

お客さまごとの月間購買金額の比較

ネットスーパーやECはリアル店舗に来店できないお客さまを支える仕組みで、天候や体調、時間の制約などで店舗へ足を運べない場合でも、オンラインを活用することで買い物を継続できるのが大きな価値です。例えば週2回買い物に出かける人の場合、雨で来店できない日はネットスーパーを利用することで、購買頻度や単価を落とさず維持することができるわけです。

このようにリアルとオンラインを組み合わせることで、事業会社全体としてのウォレットシェアをさらに高めていけると考えており、今後の伸びしろは無限大に広がっていると感じています。

仕事について

チームの仕事

大きくは、既存のプロダクトを事業会社に提案していく活動と、導入が決まった事業会社に対して、新しいシステムをスムーズに活用できるように「現場でのサポート業務の2つを担当しています。

それに加えて、事業会社からの要望や営業部門からの提案を聞いて、開発中のプロダクトに反映させるために開発チームと連携しながらコミュニケーションをとっています。仕事のサイクルに関しては、特にプロダクトの導入に時間を要するため、1つのプロジェクトに半年から1年ほどかけて取り組むケースが多いのが特徴です。

直近の課題と改善事例

事業会社にプロダクトを導入することが目的化してしまっていて、事業会社やお客さまの立場に立った提案ができていなかったことが大きな課題でした。そこで直近の1年半ほどは各事業会社を足繁く回りながら、「ネットスーパーで目指すところはどこなのか」についての目線合わせを行ってきました。

具体的にはプロダクトの方針や考え方を明確に定め、「売上の拡大」や「人時生産性の向上」といった事業会社にとってのメリットを整理し、提案資料に反映させながら進めた結果、信頼関係を築くことができ、事業会社へのプロダクト導入が決まるケースも増えてきました。

主要プロジェクトで達成した成果

これまでネットスーパーを導入した事業会社では、店舗数が3年間まったく増えない状況が続いていました。そこで、機能面の課題や事業会社側の理解不足によるギャップを解消するため、事業会社のデジタル担当役員と腹を割った話し合いの場を設けました。

機能開発と店舗拡大の方針をすり合わせたことで、今年5月末に初めて大型店でのリプレイスが決定し、年度内に全店切り替えの流れを作ることができました。さらに、この成功を受けて、他の事業会社からもリプレイスの希望が出るなど、波及効果にもつながっています。現在までにネットスーパーは60店舗ほどの導入が決まっている状況です。

また、注文件数を少人数で効率的に対応するため、ピッキング作業の効率化に注力しているのに加え、今年の11月〜12月くらいを目処にリリースするトランスポートマネジメントシステム(TMS)により、配送管理を自社内で完結させ、配送コストを大幅に削減する仕組みを構築中です。人件費と物流費という2大コストを劇的に下げることによって「ネットスーパーの黒字化」の実現に向けて取り組んでいます。

デジタルピッキングとTMSの連携

関連記事:【イオン九州のネットスーパー改革:前編】赤字の鎖を断ち切れ! 元上司・部下の再タッグが起こした、現場起点のDX

これからのチャレンジ

トランスポートマネジメントシステム(TMS)は、注文情報を効率的にドライバーへ伝達したり、配達完了後のデータを管理・保持したりする仕組みです。こうした仕組みを導入している会社は多いのですが、今回私たちが取り組んでいるのは、全国に配送ネットワークを持つパートナー企業との連携です。通常のネットスーパーでは、1店舗に対してトラックを1日1台や数台固定で契約するのが一般的でした。

しかし、注文が少ないとトラックが非効率に稼働してしまう課題がありました。今回のパートナー企業は、「件立て契約」を採用しており、1件あたりの配送料で配送会社と契約できる仕組みを持っています。この方式なら、ドライバーの1日あたりの配達件数が増え、効率的かつ採算性の高い配送が可能になります。

さらに事業会社や店舗数が増えていけば、関東や近畿といったエリアで同一グループ内の事業会社間での「混載配送」も可能になり、配送効率が一段と高まります。こうした新しい仕組みを世の中に広く展開していく計画です。

チームのカルチャー

大切にしている価値観

OMOチームは、さまざまな事業会社から出向してきたメンバーで構成されています。バックグラウンドや経験値が異なるからこそ、それぞれの発想がユニークであり、事業会社の立場や直面する課題を深く理解できる点が大きな強みです。

まさに「個性の集合体」と言える組織ですが、事業会社にとって本当に役立つものか、お客さまの視点に立ったものになっているか。といった「本来の目的を忘れないこと」を常に意識しています。

やはり、「お客さま目線」を大切にしないと良いプロダクトやサービスは生まれないと考えています。私たちは事業会社を支援し、利益を出すための機能を担っているため、直接エンドユーザーであるお客さまと接点を持つ機会は多くありません。

それでも、事業会社を通じてお客さまが実際に使うシステムを提供しているからこそ、「どうすればお客さまが本当に使いやすくて便利なものをつくれるか」を第一に考える必要があり、まさにこの部分を、ディレクター直轄のUIUXチームが担っています。

開発側、事業会社側の視点だけでなく、最も重要な顧客目線で、どうUIUXを作り上げるかが、今後の大きな武器となります。

そのためにも、特定のユニットやチームに閉じず、組織を横断した議論と取り組みが不可欠だと考えています。

OMOディビジョン

チームの働き方

チームの働き方

社内では、主にTeamsやグループチャットでのやり取りが中心です。ミーティングの頻度はチームによって異なり、毎日行っているチームもあれば、週2〜3回のチームもありますし、開発部門との打ち合わせも定期的に実施しています。

導入が決まった事業会社とは毎週定例ミーティングを行い、Teamsでのやり取りとメールを併用して進めています。

チームならではの仕組みや活動

チームビルディングのために大切にしているのは、対面でのコミュニケーションです。週に2〜3回は顔を合わせて進捗確認や打ち合わせを行い、お互いの状況を把握するようにしています。また、メンバーと方向性をしっかりと共有するために、定期的な1on1ミーティングも欠かさず実施しており、継続的なフォローアップ体制を整えることで、個々の成長を支援しています。

さらに、より良い人間関係の構築のために、2か月に一度はチーム全員でに行くなど、業務外の会話ができる場も大切にしています。

メンバー紹介

チーム全体で20名前後のメンバーが在籍しており、20代後半から50代中盤までと幅広い年齢層の方が働いています。

ディレクター・後藤 聡

OMOディレクターの経歴としては、ダイエーでマーケティングや営業企画に従事した後、ネットスーパーやECを含むノンストア事業の責任者を務めていました。

チームを率いるうえでメンバーによく伝えているのは、「とにかく問題を一人で抱え込まない」ということです。進められない案件や問題があれば、即座に上長へ報告し、自分の負担を軽くすることを徹底しています。例えば、スケジュールの遅れ、開発予算の超過、予定していた事業会社への導入が困難になる可能性など、ネガティブな情報ほど早く報告してもらうように意識して管理しています(ディレクター・後藤)

働く環境

技術スタック / 業務ツール

Tech Stack

業務推進はコミュニケーションが重要な業務のため、ツール選定については、意見を聞いた上で検討するのが基本です。

また、各業務領域の専門人材が集まる部門なので、営業、商品、店舗オペレーション、配送、データ分析、プロジェクト管理などの業務スキルを持つ方を求めています。

メンバー

後藤 聡

Satoshi Goto

イオンスマートテクノロジー株式会社 OMOディビジョン ディレクター
ダイエー入社後、店舗運営・商品企画・営業企画・マーケティング・ECまで幅広く経験。
トップバリュ出向やICT領域での事業責任者を経て、2024年より現職。
現在はイオンスマートテクノロジーでOMO・EC領域の戦略立案・実行を担う。

高橋 豊

Yutaka Takahashi

イオンスマートテクノロジー株式会社 OMOディビジョン ECユニット シニアマネージャー
イオンリテールにて、マーケティング企画、ECサイト「イオンショップ」の責任者を務め、EC戦略を推進。
現在はイオンスマートテクノロジーで店舗とデジタルの融合による新たな顧客体験の創出に取り組むシニアマネージャー。

黄 振宇

Huang Zhenyu

イオンスマートテクノロジー株式会社 OMOディビジョン NSユニット シニアマネジャー
2009年イオンリテール入社。店舗配属後、2010年よりイオングループ内の出向が続き、秘書部・社長秘書を経て、2012年から9年間中国駐在。スマホ決済、即配サービス、CRM、越境ECなどのDX業務のゼロベースからの構築を経験。2021年日本に帰任、イオンスマートテクノロジーに出向し、ネットスーパー、デジタルピッキング、即配サービスを担任。

安井 崇久

Takahisa Yasui

イオンスマートテクノロジー株式会社 OMOディビジョン NSユニット NS推進チーム マネージャー
2000年株式会社ハートフレンド入社。リージョナルのスーパーマーケットにて売場担当、店長、バイヤー等を歴任。2012年楽天マート株式会社(楽天グループのネットスーパー専業子会社)入社。主にチルド・酒の担当バイヤー及び加工食品分野のマネージャーを歴任。途中、ローソンとのオンラインビジネス協業もあり、1年間ローソン出向を経験。2017年楽天グループ株式会社へ転籍し、ネットスーパー事業の商品部マネージャー、商品部長を歴任。2018年楽天西友ネットスーパー株式会社へ出向。ネットスーパー専用商材グループのマネージャー、生鮮グループのマネージャーを歴任。2022年イオンスマートテクノロジー株式会社へ入社し、2024年より現職。

    ※掲載している所属・役職・肩書きおよび各種情報は、公開時点のものです。

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